フィルム時代の鳥見記録(小笠原 その二)母島-ハシナガウグイス ― 2023/07/06 23:12
ウグイスは日本国内には4亜種知られていて(そのうち1亜種ダイトウウグイスは絶滅)、亜種ウグイス(Horornis diphone cantans)はほぼ日本中に、亜種ハシナガウグイス(Horornis diphone diphone)は小笠原群島と硫黄列島に、リュウキュウウグイスは南西諸島にそれぞれ分布していて、それらのうちハシナガウグイスが基亜種である(環境省委託調査「ウグイス識別マニュアル」)。
小笠原でも聟島ではハシナガウグイスが絶滅し、越冬のため渡ってきた本州と同じ亜種のウグイスがいるらしいが(栄村ら「小笠原諸島におけるハシナガウグイスの集団間での形態的・遺伝的な相違」森林総合研究所 研究最前線2013年紹介)、写真の個体は母島で撮ったもので、ハシナガウグイスと思われる。
上の写真はウグイスと特定できる写りではないが、当時の鳥見記録にウグイスと書かれていることからすると、鳴き声を聞いたりしてウグイスと識別したものと思われる。因みに、東京都鳥類繁殖分布調査(https://bird-atlas.jp/tokyo/)の結果では、父島・母島ではウグイス以外にムシクイ類の記録がない。
小笠原でも聟島ではハシナガウグイスが絶滅し、越冬のため渡ってきた本州と同じ亜種のウグイスがいるらしいが(栄村ら「小笠原諸島におけるハシナガウグイスの集団間での形態的・遺伝的な相違」森林総合研究所 研究最前線2013年紹介)、写真の個体は母島で撮ったもので、ハシナガウグイスと思われる。
上の写真はウグイスと特定できる写りではないが、当時の鳥見記録にウグイスと書かれていることからすると、鳴き声を聞いたりしてウグイスと識別したものと思われる。因みに、東京都鳥類繁殖分布調査(https://bird-atlas.jp/tokyo/)の結果では、父島・母島ではウグイス以外にムシクイ類の記録がない。
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