サンショウクイ2025/04/25 22:29

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キビタキに続いて、サンショウクイも公園にやってきた。以前はサンショウクイ属の亜種(亜種サンショウクイとは別の亜種)とされ、日本鳥類目録第8版で別種に昇格されたリュウキュウサンショウクイが留鳥または漂鳥であるのとは違い、サンショウクイは夏鳥だ。
リュウキュウサンショウクイの灰色の胸と比べて、サンショウクイは胸の白さが際立っている。
   
サンショウクイを見ていると、周りから「リュウキュウではなくノーマルだ」という声が聞こえてくる。この呼び方が局地的なのか一般的なのかわからないが、どうもこの「ノーマル」という言葉が気にかかる。ベンケイヤマガラのときも、通常のヤマガラは「ノーマル」と呼ばれていたが、ベンケイヤマガラは変異種(mutant又はvariant)で、通常のヤマガラは野生型(wild type)が正しいように思われるが、文字通り「通常(normal)」というのもうなずける。
一方、サンショウクイはと言えば、以前はリュウキュウサンショウクイは亜種とされていたので、亜種サンショウクイを名義タイプ亜種(基亜種や原名亜種と同義)という意味で「ノーマル」と呼んでいるのかもしれないが、今では別種とされているので、「ノーマル」はますます違うように思われる。
同じような例では、種としてのカモメやスズメは、他のカモメ類やニュウナイスズメに対して「ただカモメ「とか「ただスズメ」というような慣用的な呼び方がされることがあり、亜種についても、シマエナガに対して亜種エナガを「ただエナガ」と呼ぶこともあるようで、それに倣えば「ただサンショウクイ」ということになるが、それも正しい呼び方ではないだろう。他に的確な言い方はあるのだろうか。

イカル2025/04/22 22:00

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地域によって留鳥又は漂鳥のイカル。いつもの公園では春や秋に通過する。
園路を自転車で流していると、どこからかいい声が聞こえてくる。「お菊二十四」と聞きなされる囀りは、少し離れていても聞こえる。声がする辺りの木のてっぺんを探すと、簡単にみつかることがある。
特徴的な嘴を持つアトリ科のなかでも特に大きな黄色の嘴が目立ち、囀りの美しさとは違った迫力がある。
イカルは群れで行動したり、シメと混群を作ったりすることも多いようだが、これまでイカルは何度も見ているのに、残念ながら群れを見たことがない。
   
下は別の日に撮った個体。

待望の夏鳥-キビタキ2025/04/19 21:02

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昨年より一週間以上遅れて、ようやく公園にキビタキが姿を現してくれた。なかなか見通しのよい所には出てくれなかったけれど、綺麗な個体で、久しぶりに心が躍った。
冬は鳥が少なかったので、夏鳥が入るのが待ち遠しく、皆その分喜びも大きかったようだ。オオルリやサンコウチョウも続いてくれるのを期待しよう。
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