カワセミ-飛び込み~飛び出し2024/07/26 21:34

公園では先月後半から鳥枯れ状態の上、梅雨が明ければ連日の猛暑。鳥を撮りに行く気力も萎えてくるが、ハス池のツバメが見られなくなっても、他の池ではカワセミの繁殖や追い出しが続いている。猛暑でも早朝は比較的涼しい日が無くもない。というわけで、普段は早起きできない怠け者だが、心身に鞭打って時折カワセミに遊んでもらっている。
首にはペルチェ素子のネッククーラーをかけ、三脚に傘ホルダーでセットした日傘に入っていると、早朝の2時間位は何とかなる。
   
たとえぼんやりとでも観察しているうちに、次の動きがわずかながら読めるようになってくる。枝からの飛び出しはRAWバーストモード(プリ撮影あり)で可能なことがわかったので、飛び込みに専念したみた。
素早く動く鳥を視野に入れるのはなかなか難しい。視野に入ったからといってフォーカスが合うとは限らないし、SSによってはブレてしまう。
フレーミングとフォーカスの両立は数撃つしかないが、嘴の先端が水面に触れる瞬間を撮るのは神頼みだ。因みに、カワセミの飛び込みは時速100km(秒速約17m)という高速で、嘴の長さが4cmとすると、嘴の先端から基部までのどこかが水面にあるときにシャッターが切れるようにするには、秒間400コマ以上の高速連写が必要ということになる。R8の撮影速度は最大40コマ/秒だから、10回撮れば1回は撮れるかもしれない。フレーミングとフォーカスが合う確率がそれぞれ1/3とすると、カメラの設定が適正であることを前提として、都合1/90(1/10*3*3)というところだろうか(確率論から数十年遠ざかっているので正しいかわからない)。嘴の先端部分が水面に届いた瞬間ということになると、最終的に1/1000位の確率になるだろうか。
   
下の写真はR7(最高30コマ/秒)で撮ったもので、タイミングは奇跡的にピッタリだが、高ISOでノイズが多く、フレームが合うように焦点距離を短くしているので解像度が低い。これを高精細にするには、難易度は数十倍高くなりそうだ。

   
いつか高精細な飛び込みの瞬間を捉えることができる日は来るだろうか。腕はともかくカメラで何とかならないだろうか。などと、R5 mark IIを買う理由を探したくなる。R5 IIはR7とR8の良いとこ取りになっているのだろうか。それとも、帯に短し襷に長しになってしまうのだろうか。所詮、カメラの違いが出るのは、腕があってのことだとわかってはいるのだが。

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