真夏の三番瀬(4回目)-ソリハシシギ・メダイチドリ・トウネン・オオセグロカモメ2023/08/24 23:08

先々週、先週に続いて三番瀬に行った。暦の上では秋でも真夏としか言いようがない暑さの中で干潟に行ったのは、日ごとのタイドグラフ・潮位と実際の干潟の状態の関係を知るためというのもあった。干潟に着いた時間の潮位は、先々週は130cm、先週は80cm、今週は120cmだ。
これまでと比べて、シギ・チドリの種類も数も少し増えたようだ。写真上はトウネン、下はミユビシギ。先の記事でも書いたように、トウネンとミユビシギは羽衣によっては単独では識別が難しいが、大きさの見当がつけば区別できる。残念ながらトウネンの後趾は確認できなかった。

メダイチドリ。左はメス、右はオス。「フィールドガイド日本の野鳥」に「メスの夏羽では胸の橙色は淡く黒線はない」と書かれているとおりだ。どちらも谷津干潟で付けられたと思われるフラッグと足環があり、青いフラッグには、メスは黒字で827、オスは白地で8〇7と記されている。

ソリハシシギ。今季初めて見た。

オオセグロカモメ。これまでウミネコばかりだったが、この日はオオセグロカモメが数羽いた。ウミネコよりも二回り大きい。この写真でははっきりしないが、他のコマでは目のアイリングがピンクだ。

足環のあるダイゼン
足環の文字は、「KANKYOCHO TOKYO JAPAN 6(5?)A12708」と読める。ガイド番号は5Aか6Aか判然としないが、「鳥類標識マニュアル」(改訂第11版)によると、5Aと6Aのどちらも適合鳥種は中型シギ、チドリ類だが、ダイゼンの適正足環サイズは6なので、6Aの可能性が高い。因みに、ダイゼンより少し小さいムナグロの適正サイズは5ということだ。

三番瀬の干潟減少に対し、「千葉県三番瀬再生計画」の基本計画が平成18年に策定され、その後事業計画が何度か策定されているが、なかなか進まないようだ。そうした中、一昨日、市川市が三番瀬の干潟整備計画を発表した。来年調査を実施し、再来年から砂の投入を始めるということだが、逆効果や計画倒れにならないことを祈る。

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