サーボAF中の全域トラッキングは外せ?(EOS R5 mark II)-カワセミ2025/01/21 20:12


以前の記事で、飛び出しから戻りまでのトラッキングがうまくいかずに苦労していると書いた。
EOS R5 mark IIには、AF動作をサーボAFにしたときに、「サーボAF中の全域トラッキング」という設定がある(R6 mark II、R8でも同様)。これをONにすると、設定したAFエリアからAFをスタートし、画面全体でトラッキングが続けられる。飛びものを撮るときに一見便利なような気がしてONにしていたが、カワセミの飛び出しは撮れても、飛び込み・離水にはなかなかフォーカスが合わない。フォーカスが合った状態の飛び出しから追尾し続ければよいのかもしれないが、飛び込みに合わせて撮ろうとすると、意図しないものにフォーカスを持っていかれ、それをトラッキングし続けてしまうようで、ピンボケの山になる。
ベテランに尋ねてみると、全域トラッキングはOFFの方がよいとのことだったので、試してみることにした。ただし、全域トラッキングをOFFにしてもAFエリア付近ではトラッキングを続ける仕様なので、AFエリア自体を全域に設定すると、全域トラッキングをOFFにしても意味がない。したがって、AFエリアをある程度限定した状態で全域トラッキングをOFFにして撮ってみた。 上の写真はその設定で撮ったもので、まだ数が少ないので確実ではないが、歩留まりが上がったように思う。一枚目は先の記事を書く前に撮ったものだが、全域トラッキングはOFFにしたときのものだ。
   
次は、最適なAFエリアの設定だが、これはどれだけ視野の中心に入れられるかという技術との兼ね合いになる。また、被写体追従特性を「粘る」と「俊敏」のどちらにするかという問題もあり、最適化には時間がかかりそうだ。

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