ホオジロ2023/05/30 21:56

先の記事の湿地で、そこでは初めてのホオジロを見た。右の写真は、ふくらホオジロとでもいうのだろうか。

ホオジロといえば、島木赤彦の「高槻のこずえにありて頬白のさへづる春となりにけるかも」という歌を思い出す。写生を旨とする島木の真骨頂だと思う。この歌について、高浜虚子は島木に「俳句ではホオジロは秋(冬だったかな?)です」と言ったそうだ。ネットで調べてみるとホオジロは春の季語とも秋の季語ともいわれているようで、門外漢の私にはわからないが、囀りが春、地鳴きは秋~冬だからだろうか。ともあれ、虚子が「青鵐(あおじ)来て頬白去るや庭の面」という句を作っているところを見ると、秋と考えていたように思われるが、どうだろうか。

上記の虚子の言葉は、昭和50年代に発行された野鳥に関する全4巻の本(四季)に書かれていたものだが、調べても正確な本の名前がわからず気になっている。 ところで、ホオジロ科の鳥は属名からエンベリザと呼ばれることが多いようであるが、シギチとかトケンなどと呼ばれている鳥とは違い、なぜホオジロ科だけがアカデミックな呼び名になっているのだろう。

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