ミヤコドリ・ミユビシギ・ズグロカモメ ― 2023/04/30 15:11
昭和の頃、出水に鶴を見に行ったついでに、諫早干潟と和白干潟に行ったことがある。その頃は、ミヤコドリは和白干潟ぐらいでしか見ることができなかった。今でも全国的には少ないようだが、三番瀬など、東京湾では数百羽の群が普通に見られるようになっている。 久しぶりにミヤコドリが見たくなり、2月下旬、三番瀬に行った。干潟にはズグロカモメや、コチドリ、ダイゼン、ハマシギ、ミユビシギ等がいた。
ズグロカモメは、諫早干潟に行ったときに、たまたまお会いした鳥類学者の中村登流先生と一緒に観察させて頂いた思い出がある。そのときは、高名な先生とは存じ上げず、後日以前から持っていた本の著者と知って、恥ずかしい思いをした。中村先生のような学者が、高野伸二さんの「自然観察と生態シリーズ7 日本の野鳥」(小学館)という、子供向けの図鑑を携行されていたのと、その本にはズグロカモメの夏羽の足は赤く、冬羽の足は黒く書かれていたのに、後に高野さんが書かれた、バードウォッチャーのバイブルといわれた「フィールドガイド 日本の野鳥」(日本野鳥の会)には冬羽の足が書かれていないことを指摘されていたのが印象的だった。 写真の個体も、ユリカモメよりも足がわずかに暗色のように感じられるが、赤味のある部分もあり、夏羽に向かって変わりつつあるところなのだろうか。
ミユビシギは、両方の足に環があり、ちょっと可哀そうな気がする。
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