ヤマガラ濃色変異個体 ― 2023/10/19 10:00
ここ一月ほど、都内公園に通常のヤマガラよりも色が濃いヤマガラが姿を現している。通称ベンケイヤマガラと呼ばれているこの鳥は、首から胸にかけての黒い模様がない以外はオーストンヤマガラに似ているが、多くのウェブサイトによれば、亜種オーストンヤマガラではなく亜種ヤマガラの濃色変異個体であるとされている。しかしながら、見た範囲ではその根拠や学術的出典は示されていない。おそらく、出現域に特徴がないとか、複数個体の同時出現の例がないとか、連続性がないとか、変異個体とされる理由があるのだろうが、加藤太一氏「新・野鳥の学名入門」(http://yacho.org/cbird/pages/4_kazakiri/binomina.htm)によれば、ベンケイヤマガラはオーストンヤマガラなのか色変異のヤマガラか議論があるとのことであり、今のところ根拠は不十分なのかもしれない。
余談ながら、ヤマガラの亜種のうち、石垣島、西表島に分布するオリイヤマガラ(Poecile varius olivaceus)は、日本鳥類目録改訂第8版では独立種とされ、学名はSittiparus olivaceus、和名はオリイガラとなるらしい。
多くのCMがレンズを向けていた先は、ベンケイヤマガラの「舞台」だった。聞こえてきた話では、誰かが丸太の上にエゴの実を置いたそうだ。以前書いたように、音声や餌付けで誘因された野鳥を見てしまったら、撮らないのもストレスだが、撮ってもストレスだ。そこで、舞台を降りて実を咥えずに枝に留まっている姿を撮ったが、呼び寄せられた鳥には違いはないので、実を置いた人と五十歩百歩だ。
余談ながら、ヤマガラの亜種のうち、石垣島、西表島に分布するオリイヤマガラ(Poecile varius olivaceus)は、日本鳥類目録改訂第8版では独立種とされ、学名はSittiparus olivaceus、和名はオリイガラとなるらしい。
多くのCMがレンズを向けていた先は、ベンケイヤマガラの「舞台」だった。聞こえてきた話では、誰かが丸太の上にエゴの実を置いたそうだ。以前書いたように、音声や餌付けで誘因された野鳥を見てしまったら、撮らないのもストレスだが、撮ってもストレスだ。そこで、舞台を降りて実を咥えずに枝に留まっている姿を撮ったが、呼び寄せられた鳥には違いはないので、実を置いた人と五十歩百歩だ。
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