キクイタダキ(その2)2024/02/01 20:10

元日の鳥見以来、キクイタダキを目当てに何度か公園に行った。姿といい動きといい、愛らしいことこの上ない。でも、ただでさえ小さい上に、園路から離れた木の高いところで始終動き回ってじっとしてくれず、枝葉に邪魔されてAFは迷うし、マニュアルフォーカスはなかなか追い付かず、手こずらせてくれる。
何度か観察していると、林の中にお気に入りのサワラが何本かあり、日に何度か巡回しているらしい。その巡回コースを逆から見て行くと、運よくタイミングが合えばどこかで出会える。そして、下手な鉄砲を数撃つことになるが、滅多に当たらないから、いい写真が撮れれば一枚アップすればよいところ、数で勝負するしかない。




過去のフィールドノートによれば、1988年2月に高尾山で十数羽のキクイタダキの群れを見ている。その様子は覚えていないが、たくさんのキクイタダキがホバリングしながら移動していく姿を思い描くだけで楽しくなる。1986年の暮れに片野鴨池で撮ったキクイタダキのフィルムが残っていた。斜面だったのか、目線とあまり変わらない高さで、葉のない枝に留まっていたようで、今の機材でこういうチャンスに恵まれたいものだ。

RAWでの撮影(ミゾゴイ)2024/02/05 18:48

これまで、写真のファイル形式はほとんどJPEGで、RAWで撮影したことはほとんどなかった。自分の記録用なら、結果にそれほどこだわる必要もないと思っていたからだ。でも、以前の例のように、ときどき被写体が紙を切って貼ったように見えることがあることが気になっていた。よく言われる立体感や空気感に欠けるということだろう。
普通にRAW現像されている方から見れば、何をいまさらと思われるかもしれないが、思い立ってRAW+JPEG(RAWとJPEGの同時記録)で撮影してみることにした。といっても、正確にはRAWではなくファイルサイズが圧縮されたC-RAWだが、上の写真の1枚目は、C-RAWをDigital Photo Professional 4で現像したものをJPEG変換したもので、2枚目がJPEGで記録したものを、OM Workspaceで補正したものだ。被写体はミゾゴイ。機材はEOS R8+RF100-500+RF1.4x。
色味やシャープネスは、極端に言えば補正の程度で如何様にもなるが、C-RAWの方が背景に奥行き感があり、自然に見える。しばらくはC-RAW+JPEGで撮影し、そのうちRAWも試してみることにしよう。

下の写真はJPEGで記録したもので、精細さだけを見ればJPEGでも悪くないような気もするのだが。

アカハラ・オオアカハラ2024/02/06 21:05

都内の公園で、葦原でツグミやアカハラを、林でシロハラをよく見かける。一番多いのはツグミで、アカハラやシロハラはツグミ程ではないにしても、珍しくはない。
日本鳥類目録改訂第7版には、アカハラ(Turdus chrysolaus)の亜種として、亜種アカハラ(T. chrysolaus chyrisoolaus)と亜種オオアカハラ(T. chrysolaus orii)の2種が記載されているが、第8版の掲載種リストには「亜種不明」(T. chrysolaus ssp.)が追加されている。
ネット情報によれば、亜種アカハラは頭が背中とほぼ同じ色合いなのに対して、亜種オオアカハラは頭や喉が黒いらしい。
上の写真の一枚目は普通のアカハラで、亜種アカハラだろう。二枚目は、どの角度から見ても頭と喉が黒く、下嘴が黄色いのが目立ち、亜種オオアカハラかもしれない。光の当たり具合で何ともいえないが、特徴とされているアイリングがはっきりしないのが気に掛かる。
「亜種不明」とされているのは、どのようなものだろうか。

シロハラ2024/02/08 21:14

公園の林で、時には樹上に留まっていることもあるが、カサカサと音を立てながら地表を歩いていることが多い。シロハラには亜種はないようだ。

ジョウビタキ2024/02/10 20:34

秋から春にかけて、公園でも街中でも目を楽しませてくれるジョウビタキ。オスよりもメスの方をよく見かけるような気がするが、たまたまマイフィールドでのことなのか、全国的にそういう傾向があるのかわからない。いずれにしても、群れることなく、一羽でテリトリーを守っていて、春になると繁殖地に渡っていく。
ところが、ここ十数年、日本国内での繁殖報告が増えているらしい。環境が変化したのか温暖化のせいかわからないが、何かが変わっていることは間違いないだろう。

メスははっきりしたアイリングで、目がくりっとしていて普段はかわいい。でも、警戒したり威嚇しているときなど、気の強い面も見せてくれる。
にほんブログ村 鳥ブログ 野鳥へ
にほんブログ村

👆 👆 👆
ご協力お願いします