RF200-800mm F6.3-9 IS USM 検証(2)2024/02/25 17:24



この記事を書いた時点では、タイトルは「RF200-800mm F6.3-9 IS USM 検証(2)AF」というものでしたが、不調の原因はAFではなくフィルターだった可能性が高いことがわかりましたので、訂正します(2024/03/05)。

以下は投稿時の内容
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これまで何度かRF200-800を使用してみたが、 先の記事のように、AFが期待通りに働かないことが少なからずあった。周囲の状態によって、いわゆるAFが迷うとか、枝葉にピントを持って行かれるというのであれば仕方がないが、問題は、撮影時に合焦マークが出て、現像ソフト上でも眼にAFフレームが表示されているのにピントが合っていないことがあるということだ。
一方、上のリュウキュウサンショウクイは、EOS R8+ RF200-800mmで、条件はサーボAF、全域トラッキング、動物優先検出・瞳検出ONで撮ったもので、ISO3200のせいか精細とはいえないが、フォーカスは許容範囲だ。被写体まで近かったので焦点距離はテレ端の半分の400mmという近距離だったためかもしれない。

結果がまちまちなので、最適化を図るために、しばらくは撮った写真と撮影情報を一目でわかるようにしたデータベースを作ることにした。本来なら、手ぶれの影響をなくすため三脚を使うべきだろうが、公園では三脚はサイクラー(サイクリスト)に目の敵にされているし、そもそもこれ以上重いものは持ちたくないので、手持ちを前提とするしかない。 下のジョウビタキは、右はいわゆる瞳AFで撮ったもので、左は単純化するために、トラッキングや瞳検出をすべてOFFにしてAIフォーカス(被写体が動いていないときはワンショットAF)で撮ったもので、どちらも焦点距離は800mmだ。目又は顔付近にAFフレームがあり、そこそこフォーカスは合っているが、あと一歩だ。


下の写真は、トラッキングや瞳検出なしで撮ったキクイタダキで、AFフレーム(赤い正方形)は体から半分外れているが、トリミング画像を見るとまあ許容範囲だ。ワイド側で探してからズームアップしようと思ったが、RF200-800はズームリング操作に手間取るので、貴重なシャッターチャンスを逃さないようにそのまま撮ったため539mmという中途半端な焦点距離になってしまったのが残念だが、このレンズでキクイタダキが撮れたのは収穫の一つだ。


アップした写真の裏には大量のボツ写真があり、歩留まりは以前にもまして悪く、撮っているときもわけがわからず発狂しそうになることもあるが、そういうボツ写真こそAFフレームなどの情報を蓄積していく必要があるかもしれない。最適化にはまだまだ時間がかかりそうだが、気長に付き合っていくしかない。

RF200-800mm F6.3-9 IS USM 検証 (3)2024/02/25 17:36



この記事を書いた時点では、タイトルは「RF200-800mm F6.3-9 IS USM 検証 (3)二線ボケ?」というものでしたが、不調の原因はフィルターだった可能性が高いので、訂正します(2024/03/05)。

以下は投稿時の内容
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ひとつ前の記事では触れなかったが、写真中に斜めの平行な線状のボケがあるのが気になった。上の写真は、AIフォーカス(結果的にワンショットAF)で撮ったアオサギで、領域拡大AF(周囲)のAFフレームが赤い正方形で表示されていて、その大きさからわかるようにかなりトリミングしている。画像全体に、右上から左下寄りに少し斜めの線状の光が、嘴の下には水平に波形のような光が、映り込んでいる。ボケの部分にも三本の筋が見えることから、いわゆる二線ボケ(これは三線ボケか?)だろうか。かなり目障りだ。

ボケが三本の筋になっているのは、下のジョウビタキの写真では一層著しい。


下のキクイタダキの写真でも、枝葉の前ボケが数本の筋になっている。


後ろボケでも同じように数本の筋になっている(特に右側)。


筋は、どれも右上から左下に向かっている。これがレンズによるものか、フィルターやフード、あるいは現像ソフトのデジタルレンズオプティマイザのような他の要因によるものなのか、これも検証していかなればならない。
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