オオタカとハイタカ2024/04/20 21:36

飛翔する姿を見たときに、大きさの見当がつかないとオオタカとハイタカの区別がつかないことがある。大きさの比較対象があれば見分けは容易だ。大きさについて、例えば高野図鑑(フィールドガイド 日本の野鳥)には、オオタカは翼開長105~130cm、雄はハシボソガラス大で雌はさらに大きく、ハイタカは翼開長62~76cm、雄はハト大、雌はさらに大きいとのことで、幅はあるにしても両者の大きさは大分違う。
ネット情報では、オオタカ雄とハイタカ雌は大きさがオーバーラップするという話もある。一方、オオタカ識別マニュアル改訂版 環境省自然環境局野生生物課 2015、p.10によれば、オオタカ雄の翼長は261-311mm、Bird Research News Vol.10 No.6, p.4, 2013によれば、ハイタカ雌の翼長は240-257mmで、オオタカの翼長の最小値とハイタカの翼長の最大値はオーバーラップはしていないが割と近い。

上の二枚目の写真は、三羽のハイタカがオオタカを追い回していたときのものであり(2羽のハイタカはフレームの外)、確かにカラスとハト位大きさが違う。同じ位の大きさのハイタカとオオタカのバトルを見てみたいものだ。
因みに、ハイタカは翼指と翼指以外の風切羽の横斑が同程度にはっきりしているが、オオタカは翼指以外の風切羽の横斑は翼指に比べて不明瞭だ。

ハシブトガラスとハイタカも上げておこう。
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