シノリガモ-不思議な美しさ2025/02/15 21:01


今から41年前の2月に、シノリガモが見たくて茨城の海岸に行ったことがある。阿字ヶ浦・那珂湊間を海岸沿いに歩いたが、残念ながらシノリガモは見られなかった。その日は強風で、フィールドスコープの三脚が風で倒れたり、風で飛んだ砂が体に当たり、痛くて閉口した覚えがある。また、浜辺でミユビシギを見たりしている。阿字ヶ浦・那珂湊間には砂浜はないようなので、大洗まで行ったのかもしれない。
そんなことを思い出してシノリガモが見たくなり、行ってみることにした。ひたち海浜公園の脇を通って海岸に出て間もなく駐車スペースがあったので、車を止めて眼前の岩礁を見たら、すぐにシノリガモの群れが見つかった。その後、那珂湊まで海岸沿いの道を走っていると何箇所かに駐車場があったので、各箇所で海岸を見ると、岩礁にウミウ、ヒメウが、海上にはシノリガモ、ウミアイサ等が見られた。
かなり沖の方の波間に鳥が見え隠れしていて、双眼鏡で見てもカイツブリ類であること以外は識別できなかったが、写真に撮って拡大すると、ハジロカイツブリやミミカイツブリに似ているが目は赤くないことが確認でき、アカエリカイツブリだった。
   
逆光気味でシノリガモの微妙な色がなかなか出ず、陽炎で像が安定せず苦労したが、シノリガモもアカエリカイツブリもライファーで、ライフリストは288種になった。
シノリガモの名前の由来は曖昧模糊としていて、その何とも言えない姿に合っているような気がする。シノリガモの色や模様は言葉で形容できない不思議な美しさがあると思う。
帰り際に、最初にシノリガモの群れを見たところに寄って見たが、すっかり姿を消していた。

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