ヨーロッバトウネン? いやトウネン2023/09/07 20:06

昔汐川干潟でヨーロッパトウネンを見たことがある。といっても、ベテランにそう教えられて見ただけで、識別点を理解して確認したわけではなかったので、ライフリストには加えていない。

後趾が見えないとトウネンとミユビシギの区別も覚束ない身で、ヨーロッパトウネンの識別など出来ようはずもないが、一般的にはティアドロップ型の体型とか、嘴が細長いとか、背のV字模様だとか、トウネンより足が長いとか、尾の先端からの初列風切の突出だとか言われているが、どれも「そう見える場合がある」とか、「明瞭な場合もあり不明瞭な場合もある」ということのようで、結局は総合判断という状況証拠の積み重ねで識別するのだろうか。それともベテランには相貌認識のように一目でわかるのだろうか。

写真のトウネン(ということにしておく)は、初列風切が尾の先端より明らかに突出している。下の写真でも同様である。
嘴の長さについて、嘴の先端から根元に向かって後頭部まで直線を引き(ちょうど目の下を通る)、直線の嘴部分と頭の部分の比率を、ネット上のトウネン4羽の写真と比べてみた。ネット上のトウネンでは、平均値は0.59であったのに対し、写真のトウネンでは、左向きの写真では0.70、右向きの写真では0.66である。完全に真横を向いているとはいえず、姿勢も異なっていて正確ではないにしても、15%ほど長いようである。
でも、完全冬羽ではないとはいえ喉は白くないし、中間羽の軸斑や眉斑がどうなのか知らない。ごく普通のトウネンなのか、ヨーロッパトウネンにちょっとだけ似たトウネンなのか、それさえもわからない。

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