頭の黒いタイプのチュウヒ(大陸型チュウヒ・ズグロチュウヒ)2026/01/23 19:00

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一つ前の記事のハイイロチュウヒを撮った苅田には、頭の黒いタイプのチュウヒもいて、羽の白さと羽先の黒さが際立っていた。ハイイロチュウヒは田んぼの中を飛ぶので近くから撮れることがあるが、チュウヒは田んぼの縁近くを飛ぶことが多かったので、観察していた所からは100~300メートル近く離れている上に、強い陽炎も立っていて、撮影には難儀した。
写真のタイプのチュウヒは大陸型チュウヒとかズグロチュウヒの俗称で呼ばれているようだが、大陸型、国内型という分け方は今では適切ではないとされているらしく、学術的ではないがズグロチュウヒの方が実態をよく表しているのかもしれない。
チュウヒ(Circus spilonotus)は色や模様の個体差が大きく、ズグロチュウヒも一定の表現形質を示す変異体のグループと考えられ、分類上の種(species)はただのチュウヒだ。そういう意味ではベンケイヤマガラやチバエナガと似ている。
   
ハイイロチュウヒを初めて見た方が、ブログやSNS上でライファーとしている記事が散見される。野鳥についてライファー(lifer)とはライフリスト(Life list)に初めて加わる鳥のことだと思われるが、ライフリストとは例えばWikipedia(https://en.wikipedia.org/wiki/Life_list)「Life list」(最終更新 2025年10月17、21:56協定世界時)に「A life list, or life-list, is a list of all biological species seen by a person.」と書かれているように、本来は種(species)レベルでのリストであり、亜種はそれを含む「種」として記載されるものと思われる。もっとも、ライフリストは個人の趣味的なものなので、亜種を含めた種レベルで記載するか、亜種レベルで記載するかは個人の自由だが、ベンケイイヤマガラ、チバエナガ、ズグルチュウヒは亜種ですらなく、単なる変異体又は見た目が同じ形質を持つグループに過ぎないから、それらを初めて見たからといってライファーとするのが適当なのか疑問だ。
どうでもいい話だけれど、生き物を学名で呼ぶ仕事をしていたことがある身には少し気になっている。

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