サシバの渡り ― 2024/10/08 18:53
曇りや雨の日が続く中で晴れ間が出た日のこと、都内公園の森で小鳥を探していると、上空にタカが飛んでいるのが見えた。開けた所に出ると、3羽のタカが旋回しながら高度を上げて行った。写真を拡大すると翼指が5枚、喉が白く中央に黒っぽい明瞭な縦線(腮線)があり、不明瞭だが腹に横縞が見られることなどからするとサシバの成鳥だ。撮ったときはすでにかなり高度を上げていたので、写真は超々トリミングで甚だ不明瞭なのはご容赦頂きたい。
近くでその様子を撮っていた常連さんによれば最大6羽いたようで、「ミニ鷹柱だな」と言っていたが、以前の記事のように夏の間田んぼや里山で暮らしていたのが、これから渡りの中継地に向かうところだろう。
生憎小鳥はあまり見られなかったが、数が少ないとはいえ思わぬ所で鷹柱を見ることができた。
子育てを終えたカワセミ ― 2024/10/10 22:20
先の記事のサシバを見た日、森の小鳥の出が悪かったので、公園の両端にある池にカワセミを見に行った。上の写真の一枚目は、公園の北西端にある池のオスのカワセミ。2、3枚目は、東南端にある池のメス。
夏の間は、営巣や子育てで巣穴の出入りが多いためか、オスもメスも頭の羽毛がボロボロになり、体もやせ細っていた。例えば、2番子を追い出した後にプロポーズしているときの様子を見ると、かなりくたびれている。
それが、子育てをほぼ終えた今では、上の写真のようにカワセミ本来の美しさを取り戻しているようだ。
頭の白いエナガ(チバエナガ) ― 2024/10/12 20:55
公園にいた眉斑が薄いエナガ。薄いというよりほとんど無いと言っていい位で、シマエナガほど頭が真っ白ではないけれど、エナガよりもシマエナガに近いように見える。千葉県の一部にいると言われている、いわゆる「チバエナガ」だろう。江戸時代にはすでにエナガに似た頭が灰色の鳥として知られていたらしい。都内にあるその公園でもチバエナガはさほど珍しくないようだ。
以前の記事でチバエナガとしてアップしたものは、薄いとはいえ眉斑が残っていて、今回の個体の方がよりチバエナガらしい。











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