雨上がりの湿地2023/05/30 21:53

間もなく梅雨入り、雨が降らない日や時間は貴重である。朝まで降っていた雨も止み、予報では日中は晴れに向かうとのことだったので、昼休みに近くの調節池緑地に行ってきた。湿地の立ち入り禁止エリアからオオヨシキリの囀りが聞こえてくる。姿は見えるが、かくれんぼをしているようで、なかなか近くには来てくれない。

ホオジロ2023/05/30 21:56

先の記事の湿地で、そこでは初めてのホオジロを見た。右の写真は、ふくらホオジロとでもいうのだろうか。

ホオジロといえば、島木赤彦の「高槻のこずえにありて頬白のさへづる春となりにけるかも」という歌を思い出す。写生を旨とする島木の真骨頂だと思う。この歌について、高浜虚子は島木に「俳句ではホオジロは秋(冬だったかな?)です」と言ったそうだ。ネットで調べてみるとホオジロは春の季語とも秋の季語ともいわれているようで、門外漢の私にはわからないが、囀りが春、地鳴きは秋~冬だからだろうか。ともあれ、虚子が「青鵐(あおじ)来て頬白去るや庭の面」という句を作っているところを見ると、秋と考えていたように思われるが、どうだろうか。

上記の虚子の言葉は、昭和50年代に発行された野鳥に関する全4巻の本(四季)に書かれていたものだが、調べても正確な本の名前がわからず気になっている。 ところで、ホオジロ科の鳥は属名からエンベリザと呼ばれることが多いようであるが、シギチとかトケンなどと呼ばれている鳥とは違い、なぜホオジロ科だけがアカデミックな呼び名になっているのだろう。

買い物の途中で2023/05/30 22:45

夕方、野菜直売所に買い物に出かけたついでに、すぐ横に流れている川の方に行ってみた。橋を渡るとヨシ原と田んぼが広がっている。たくさんのオオヨシキリが囀っているなかで、ヒバリの声がする。見上げるとヒバリが空中で囀っている。セッカも囀りながら飛んでいた。遠過ぎてはっきりしないが、尾の先端にセッカ特有の黒い縞が見える。
(左、中:ヒバリ、右:セッカ)
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