オバシギ2023/08/18 20:04

お盆明けに、昼過ぎをピークに少し気温が下がるとの予報で、潮の具合もよかったので、近くの干潟に行ってみた。機材を軽くするために間に合わせに買った小型の双眼鏡が使いものにならず、あきらめて買い換えた双眼鏡が届いたので、野外で使ってみたかったということもあった。
干潟には、ミユビシギ(と思われる)の群れがいて、その端にオバシギが一羽いた。 来週あたりは、渡り前に集結しているコアジサシが見られるだろうか。

潮が満ちてくると、海と潮だまりの間にクリークのような流れができ、見る間に大きくなってくる。わずか十数分の間にクリークの一つが靴では渡れない位になっていた。次は長靴を持って行こうと思った。


因みに新しい双眼鏡は巷で絶賛されているメーカーの8×25だが、長年愛用してきたNikon 8×30Eと、室内で離れたところの文字を読むという比較をしたところ、分解能(解像力)は後者の方が断然優れている。口径が違うので単純比較はできないが、傷だらけのポンコツでもポロ機は、技術の粋を尽くしたダハ機に対抗できるということだろうか。絶賛されているのはフラッグシップ機で、小型機はそれほどでもないということかもしれない。
一言擁護しておくと、新しい双眼鏡は機械的には非常によくできている。多くの双眼鏡では接眼部位に視度調節リングがあって、使っている最中に動いてしまうことがあり、それが結構ストレスになる(Nikon機も同様)。使えなかった小型機も接眼部位に調節リングがあり、使用中に容易に動かないように堅く作られているが、その堅さのために調節自体がやり難く、本末転倒である。ところが、新しい双眼鏡は一旦視度調節をしておくと意図しない限り調節リングが動くことがないような位置にあり、操作性は格段によい。

フラッグ付きのシギ・チドリ2023/08/18 20:08

先の記事のオバシギを見たとき、近くに、右足に金属リング、左足関節の上に青、下に白のフラッグが付けられたシギがいた。山科鳥類研究所ウェブサイトの「渡り鳥と足環」(https://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html)によれば、「日本 千葉県・東京都 東京湾」で付けられたものである。
写真からは、ミユビシギかトウネンか判別がつかないが、肉眼で見た大きさから、ミユビシギと思われる。この時期の羽衣だと、ミユビシギとトウネンは、後趾が見えるか大きさがわかるかしないと、私には判別が難しい。

ところで、上の写真は、手前からオバシギ、フラッグ付きのミユビシギ(と思われる)、ウミネコである。ウミネコはオバシギより大きいが、写真では実際よりも巨大に感じられる。ミユビシギも遠くにいることを考えるとオバシギと同じ位の大きさと錯覚する。望遠レンズの圧縮効果と、遠近感の脳内補正が合わさって、大きさの感覚がグチャグチャになっているのだろう。当たり前だろうが、特に望遠レンズで撮った写真では、大ききの比較は等距離にあるもの同士で行わなければならないと思った。というよりも、写真に頼らずに、現地でしっかり観察するという姿勢を忘れないようにしよう。
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