アカハジロ(ハイブリッド?)2024/04/08 22:34

公園の池に、いっときアカハジロ(♀)がいた。今は水路の対岸に移ってしまったようで、もう抜けたかもしれない。
アカハジロは、過去のフィールドノートには、1983年と1986年の2回、上野不忍池で見たという記録がある。1986年は♀と記録されているが、1983年はオスメスどちらを見たのか記録がなく、記憶もない。何せ鳥見を初めて2回目、それがライファー25種目という超初心者のときに、師匠と一緒に昼休みに出かけて、鵜の池の外から金網越しに見ただけだから、珍鳥との実感がなかったのだろう。望遠レンズなど持っていなかったから、写真はもちろん残っていない。

写真の個体について、氏原道昭氏はX(旧Twitter)でアカハジロとメジロガモの交雑種(♀)と推察されている。その理由は、脇の大部分が広く褐色なことと全体のプロポーションからはメジロガモ的で、頭は黒味が強くて少し緑光沢もあり、脇の一部に白色が混じるなどアカハジロ要素もある、ということだそうだ。素人的には、高野図鑑で言及されている「嘴の根元に淡褐色の円形の斑がある」ことが、強いアカハジロ(♀)的要素のように思われる。

メジロガモは見たこともないし、不勉強でカモの識別の知識もあまりないから、そういわれれば、そうなんだという他ない。そうすると、以前見たアカハジロも純系ではなくハイブリッドではなかったかという疑念が生じる。 カモも、シギチに劣らず難しい。
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