二線ボケの原因はフィルターだった2024/03/07 18:27

RF200-800mm F6.3-9 IS USMで野鳥写真を撮ったときのフォーカスの合い難さ、二線ボケについて何度か記事にした。上の写真は、同レンズを使って玉ボケを起こさせたときの典型的なひとコマで、玉ボケの中に複数の平行線が入っている。
上の画像を含め、何枚か二線ボケが出た画像をメーカーに送って見て頂いたところ、フィルターに言及されたので、検証したみた。
下の写真は、左がフィルター有り、右がフィルター無しでフォーカスを外して撮影したもので、フィルター有りの場合に玉ボケの中に線が入ることがわかった。

下の写真は、シーリングライトをフィルターに映した写真のアップで、指紋のような平行な斜線が確認できる。もちろん、ライトの表面にそのような模様はない。これらの結果から、フィルターが二線ボケ(多線ボケ)の原因である可能性が極めて高いと考えられる。


使用していたフィルターは中国製の保護フィルターで、RF200-800mmはフィルターの厚さによってはフードを装着できないという情報があったので、薄型をということで選んだものだったが、光学性能に直結するフィルターは安易に選んではいけないと思い知った。
結局、レンズ自体に問題はない可能性が高く、真っ先にフィルターを調べなかった己の不明を恥じるばかりだ。ということで、早速発注した純正フィルターが届いたので、週末にでも試し撮りしてみよう。純正フィルターは、これまで使っていたフィルターとは一見しただけでも全く別物で、結果を期待したい。でもなぁ、RF200-800用の純正フィルター(95mm)って、何とRF100-500用(77mm)が5~6枚買える値段なんだよね。明るさ大して変わらないんだけど。

戻ってきた(?)ウソ2024/03/09 20:24

年が明けてしばらくしてサワラの実を食べ尽くしたのか姿を消していたウソが、木々の花芽が膨らんできたらまた戻ってきた。といっても、文字通り戻って来たのか別の個体群がやってきたのかはわからない。
このところ天気の具体がよくなかったが、まだいてくれるだろうか。花芽を食べ過ぎて花が咲かなくなるのも困るけれど。

RF200-800mmは優秀なレンズだった2024/03/10 23:08

RF200-800mm F6.3-9 IS USMを購入以来ひと月近く、フォーカスが合わなかったり、二線ボケが出るという不調に悩まされてきた。先の記事のように、その原因が中国製の保護フィルターであることがわかり、純正フィルターを購入したので、早速試し撮りしてきた。
上の写真は、キセキレイもメジロもEOS R8を使って望遠端の800mmで撮ったもので、フォーカスは問題なく、以前のようにキャッチライトが線状になびくこともなく、ハイライトのボケに二線ボケはない。

下の写真は、R7に替えて、ルリビタキは672mm、キクイタダキは371mmで撮ったもの。ルリビタキのボケはきれいだし、キクイタダキの前にも後にも二線ボケは見られない。キクイタダキはかなりトリミングしているが、眼の周りの羽毛がはっきりしていて、比較的低ISO(1250)だとR7の高画素数が活きている。


というわけで、ようやくRF200-800を安心して使えるようになった。あとは、RF100-500+RF1.4xとRF200-800のどちらがよいのか、という楽しくもやっかいな問題が残っている。
にほんブログ村 鳥ブログ 野鳥へ
にほんブログ村

👆 👆 👆
ご協力お願いします