サシバ(幼鳥)2025/08/02 21:31

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7月末の早朝、公園でオオタカ幼鳥が森の中を飛び回っているのを見ていると、上空でタカが旋回しているのが見えた。一見オオタカかと思ったが、翼指が5本で、喉の黒い線(腮線というらしい)がオオタカ幼鳥よりも太く、胸には縦斑があり、サシバの幼鳥だった。
それまで数日サシバの目撃談があり、近隣の公園でも目撃されている。近くで巣立った幼鳥が飛行や狩りの練習にやってきたのかもしれない。
2カ月もすると、渡りのために南下するサシバがまた見られるだろう。

カワセミ2番子-厳しいお母さん2025/08/05 21:46

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7月中頃、公園の池にカワセミの2番子が出た。当初は7羽いたそうで、数日後に行ったときは5羽いたらしい。
上の写真は、エビを捕まえた母親が止まった枝のすぐ横に、2羽の幼鳥が止まってねだっているところ。
   
下の1枚目は、幼鳥に挟まれた母親があたかもエサを渡そうとしているところ。
ところが、2枚目のように、母親はエサを咥えたまま飛び去ってしまった。
母親はすぐに元の枝の少し離れた所に戻ると、自分で食べてしまった(3枚目)。
4枚目は、それでもエサをねだる幼鳥に、母親が叱っているところだろうか。厳しいお母さんだが、そうやって餌採りを促し、やがてテリトリーから追い出すのだろう。

オオタカの営巣から巣立ちまで-幼鳥初めての枝止まり2025/08/08 20:55

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7月第一週のある日、幼鳥1番子が、巣から数メートル下の枝に止まっていた(上の写真の1枚目)。巣から落ちたのか自ら降りたのかはわからない。枝の先に移ったり幹の方に戻ったりするが、巣には上がれず、鳴き声を上げるばかりだった。親鳥が餌を巣に運んでも、当然食べることはできない。
翌日行ってみると、1番子は巣のある木から離れた別の木の下の方に移っていた(2枚目)。下がりながら横に移っていったのだろう。そのままでは死んでしまうかもしれないと皆が心配しながら見ていると、羽ばたきながら横に移動するのを繰り返しているうちに、こつを覚えたのか、少し上の枝に乗り移った。それを何度か繰り返し、気が付くと巣に戻っていた。それまで見ていた人の話では、別の木の巣より高いところまで上がってから、巣に飛び降りたらしい。
「巣立ち」の定義がはっきりせず、文字通り巣から出ることをいうのか、巣から離れたところで親鳥から餌を貰いながら生活するようになることをいうのか、あるいは自分で狩りができるようになってテリトリーから出ていくことをいうのかわからない。上のような1番子の一泊二日の冒険は、ある意味では巣立ちといえるのかもしれないが、この一連の記事ではテリトリーから出ていくことを巣立ちとして追っていきたいと思う。
   
下の写真は、1番子が巣に戻る直前の2番子、3番子で、2番子は巣の中で羽ばたく練習をしていた。成長が遅れていた3番子は、少し2番子に近づいたようだ。それまであまり餌を食べられなかったのが、1番子が不在の間に十分食べられたからなのかもしれない。何にしても1日だけで見た目が変わる成長の早さには驚かされる。

   
その2日後、まだ産毛が目立つ2、3番子も巣から出て枝に止まっていた(下の写真)。過ごすのは主に巣の中だったが、その後日増しに巣の近くで過ごす時間が増えていったようだ。

下は、さらに翌日の1番子。大分オオタカらしくなってきた。
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